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2017年9月15日金曜日

弱いからこそ結婚したい

CCMには、
いかにも結婚しそうな人はあまり来ません。

見目麗しく、聡明で
経済状態も安定し
過去に男女問題などもなく
家族も安定した人たちで
クリスチャンとしても社会人としてもちゃんとしてる

そんな人は来ません。


相談に来るのは


そうではない人


何かしら弱さをもっている

現状であったり、過去であったり
体であったり、心であったり

弱さや、不利な点を持った人



婚活をしている他の人から見たら
あるいは、仲介している人から見たら

「なんで弱さをもったまま
 婚活をしようとするのか?
 もっと状態を整えてから、
 問題を解決してから来ればいいのに・・・」

と思われるかもしれません。



けれど


「弱いからこそ結婚したい」

その心理は
私はなんとなくわかります。



なぜなら、私自身が、

信仰が一番離れていた時に
精神的に一番不安定な時に
生活が一番苦しい時に

一番結婚願望が強かったからです。


弱いから、誰かに助けてほしい
孤独だから、誰かに愛されたい、思いっきり誰かを愛したい
不安定だから、誰かに支えてほしい


そう思うのは、とても自然なことではないでしょうか?


本当に、すがるような思いで
「誰かと一緒になりたい」「助けてほしい」と
すごくすごくすごく思うのです。


だから、なんとなく
気持ちがわかります。




私の場合は、それをこじらして
おかしな恋愛を繰り返してしまい、
とても自分を傷つけてしまったのですが・・・。


そうなんです、

弱さを人で埋めようとすると
実は失敗するんです・・・
全然、願った形にはならないんです・・・


そして
恋愛ならば一時的にその不安は解消できるかもしれないけれど
ちょっとだけ弱さを埋めることができるかもしれないけれど


結婚はそうはいかないのです。


なぜなら、結婚は
自分が相手の人生を背負わなければいけない
という一面があるからです。


自分も、相手を助けなきゃいけない
自分も、相手を見返りなく愛さなくちゃいけない
自分も、相手を支えなきゃいけない

「してもらう」だけを求められない関係

それが「結婚」なんです。


弱さの中で、救われたいという思いはすごくわかります。


けれど、人は人を完全には救えないんです。

人の愛には限界があるし
人の助けも限られている
人の支えも完璧ではない

その人が倒れる可能性だっていくらでもあるのです
その人も「人」だから。


人を救えるのは、神だけです。
人を完璧に支え助けられるのは、万能なる神だけです。
一方的に愛してくれるのは、神だけです。
弱さをゆるし受け入れてくれるのは、神だけです。

「心の穴は十字架の形をしている」という言葉を聞いたことがあります。

弱さ、不安、孤独という心の穴は、神の愛しか埋めることができない。

さまざまな問題も、解決する力と知恵を与えてくれるのは、神です。


だから、

弱さを自覚し、1人で生きたくない、誰かと一緒に生きていきたい
その願いはそのまま持っていていいから

神様と一緒に
誰かを支えるという「結婚」の準備をしていく。

心の穴を、神の愛で埋めてもらい
ちょっとだけ誰かを支えられるよう強くなろう。

信仰の成長と、直面する問題の解決のために
神に知恵と力を与えてもらおう。

そして、
そのために、具体的にできることは
祈りと学びと交わりです。

是非、聖書を開き、真剣にメッセージを聞き、
教会での交わりに関わってみてください。





そして、
婚活する人、あるいは仲介する人は
弱さをもったまま結婚したいという人に対して
是非、冷たい眼差しを送らないでほしいなと思います。

彼らは、
これから神の祝福を受ける容量をたくさんもっていて
神が介入する余地をたくさんもっていて
そのぶん神の愛とすごさをより味わうことができて
すっばらしい証し人となる可能性をものすごく秘めている
ダイヤの原石のような人たちなのですから。


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